【いくら必要？】トルコリラのスワップポイント生活！光と闇を大暴露

「トルコリラのスワップポイントだけで生活できるってホント？」

「スワップポイントで月10万稼ぐには、いくら必要？」

「トルコリラのスワップポイントで生活費を稼ぎたいから、やり方を詳しく教えて！」

これらの疑問にお答えします。

結論からお伝えすると、トルコリラのスワップポイントだけで生活するのは現実的に厳しいです。

この記事では、トルコリラのスワップポイントだけで生活することは現実的なのか、必要な資金をもとに分かりやすく解説します。

スワップ運用に関するコツをしっかり押さえて、まずは少額からあなたの取引スタイルに合っているか確認してみましょう。

自動売買と組み合わせてスワップ運用をすれば、少ない資金でも毎月5,000円の飲み代が狙えますよ！

【この記事を解説した動画はこちら】

【結論】トルコリラのスワップだけで生活は厳しいが、副収入なら目指せる

トルコリラ/円のスワップポイントだけで生活費をまかなうのは、現実的に困難です。

スワップポイントで生活費をまかなうためには、200万円を超える規模の資金が必要だからです。

しかし、10万円〜30万円ほどの資金で、月5,000円〜1万円ほどの副収入を狙うのは、十分に現実的です。

3分で理解！トルコリラのスワップポイントとは？基本と仕組み

トルコリラのスワップポイントについて、初心者でも簡単に理解できるように、基本から仕組みまでやさしく解説します。

スワップポイントはトルコと日本の金利差で発生するお金

トルコリラ/円のスワップポイントは、トルコと日本の金利差から生まれるお金です。

トルコは政策金利が非常に高く、日本は超低金利であり、トルコリラ/円の買いポジションを持つと、両国間の金利差を利益として受け取れます。

たとえば、トルコリラ/円を買いポジションで保有すれば、プラススワップとして毎日利益が積み上がります。

しかし、売りポジションだとマイナススワップを毎日支払う必要があり、全体の利益を圧迫する要因となります。

マイナススワップとは？知らないと損する仕組み

マイナススワップとは、高金利通貨を売って低金利通貨を買うポジションを保有する時、金利差に応じて毎日支払う必要があるコストのことです。

トルコリラ/円では、トルコの金利が高いため、売りポジションを持つと、マイナススワップが発生します。

たとえば、トルコリラ/円は下落を続けているため、売りポジションで為替差益を狙いやすい通貨ペアです。

しかし、売りポジションで為替差益を狙うと、毎日発生するマイナススワップが利益を圧迫してしまいます。

スワップポイントは毎日、早朝に付与される

スワップポイントは、ポジションを翌日に持ち越す「ロールオーバー」のタイミングで毎日付与されます。

FX会社ごとに反映タイミングは異なりますが、基本的には日本時間の早朝に自動で計算・反映されます。

たとえば、土日や祝日にもらえるスワップポイントは、特定の曜日にまとめて付与される場合があります。

もらえるタイミングはFX会社によって違いますが、水曜日に3日分付与されるパターンが多いです。

必要な資金いくら？目標スワップポイント別シミュレーション

トルコリラ/円のスワップ運用でどれくらいの収入を得たいかによって、必要な資金は大きく異なります。

ここでは、月ごとの目標スワップ収入に応じて、どのくらいの元手が必要かを具体的にシミュレーションします。

シミュレーションは、以下の条件で計算しました。

• トルコリラ/円の為替レート3.6円
• 1日にもらえるスワップポイントは1万通貨あたり40円

【目標スワップポイント別シミュレーション】

目標収益	レバレッジ 1倍	レバレッジ 3倍	レバレッジ 5倍
10万円	306万円	102万円	61万2,000円
20万円	603万円	201万円	120万6,000円
30万円	900万円	300万円	180万円

難易度低め：スワップポイント月10万円を狙うには？

月10万円を目指すには、1日あたり約3,400円のスワップポイントが必要になります。

1万通貨あたりのスワップが40円なら85万通貨の保有が必要で、レバレッジを5倍にしても61万2,000円の資金が必要です。

難易度高め：月20万円を目指すには資金はいくら必要？

月20万円を狙うには、1日あたり約6,700円のスワップポイントが必要です。

スワップポイントを40円とすれば、167万5,000通貨の保有が必要で、レバレッジ5倍でも120万6,000円の資金が必要です。

戦略と資金が必要：月30万円をスワップで稼ぐ現実

月30万円を得るには、スワップポイントを40円として、250万通貨を保有する必要があります。

レバレッジ5倍で、180万円の資金が必要ですが、為替変動リスクが高いため、分割投資や分散通貨の戦略も不可欠です。

スワップポイントで生活を目指せるラインですが、トルコリラ/円は徐々に下落しているため、含み損のコントロールが重要になります。

FXの利益には20.315%の税金がかかる

FXの利益にかかる税金は、20.315％です。

スワップポイントも課税対象なので、目標収益を狙うには税金分も稼ぐ必要があります。

【実質手取りで目標金額を目指す場合の最低資金】

目標収益	税引前の 収益	レバレッジ 5倍で必要な資金
10万円	13万1,000円	79万2,000円
20万円	26万1,000円	156万6,000円
30万円	39万1,000円	235万8,000円

トルコリラのスワップポイントだけで生活をおすすめしない4つの理由

トルコリラ/円のスワップポイントだけで生活するのは、必要な資金が大きいだけでなく、リスクも高いためおすすめしません。

為替変動で利益が吹き飛ぶ

スワップ運用でコツコツ利益が貯まっても、為替レートの下落で一瞬にして利益が吹き飛びます。

トルコリラは、特に値動きが激しい通貨なので、短期間で大きく価値が下がるのも珍しくありません。

たとえば、トルコリラ/円を1万通貨運用し、毎日40円のスワップポイントをもらえるとします。

トルコリラ/円が1日で0.01円下落すれば、100円の含み損が発生し、スワップポイントの利益は吹き飛びます。

金利変動で利益が減る

スワップポイントは固定ではなく、金利で変動するため利益が減る可能性があります。

トルコと日本の政策金利の差によって、スワップポイントは決まるため、今よりも金利差が小さくなるとスワップポイントも減ってしまいます。

政策金利は、経済状況に応じて定期的に見直されているため、スワップポイントも変動する可能性があります。

もらえるスワップポイントが増えるのは良いですが、減ると利益が減ってしまいます。

無理な運用をするとロスカット

スワップポイントをたくさんもらうために無理な運用をすると、ロスカットされてしまう危険性が高くなります。

運用資金の最大までポジションを持つと、トルコリラ/円が少し下落しただけで証拠金維持率がロスカットの基準に達してしまうからです。

たとえば、10万円の資金でトルコリラ/円を運用する場合、5万円分までなら証拠金維持率は200%になります。

しかし、8万円で運用すると、証拠金維持率は125%まで低下し、トルコリラ/円が下落すると一気にロスカットの水準に達する可能性があります。

トルコの政治・経済リスク

トルコは、政治的不安定さや経済政策の急転換が多く、通貨価値に大きな影響を与えます。

特に、インフレ率が常に高い状態が続いており、通貨の価値が長期的に下落する傾向があります。

たとえば、2025年3月にはイスタンブール市長の拘束をきっかけにトルコリラ/円が15%も急落し、多くの投資家が損失を被りました。

トルコリラで地獄を見たスワップ運用に関する記事はこちら

生活費やお小遣いの足しにトルコリラのスワップ運用はおすすめ

生活費やお小遣いの足しにするなら、トルコリラ/円のスワップ運用はおすすめの方法です。

高いスワップポイントがもらえるので、少額や余剰資金でもリスクを抑えた運用ができます。

月1万円〜3万円を稼ぐ

トルコリラ/円のスワップ運用で月に1万〜3万円稼ぐのは、比較的安全に取り組めます。

トルコリラ/円は為替レートが安価なので、レバレッジを上手に使えば少ない資金でも利益を狙えるからです。

【スワップ運用で月1万〜3万円を狙うために必要な資金】

目標収益	レバレッジ 1倍	レバレッジ 3倍	レバレッジ 5倍
1万円	30万6,000円	10万2,000円	6万1,200円
2万円	60万3,000円	20万1,000円	12万600円
3万円	90万円	30万円	18万円

少額で始められる投資の第一歩

トルコリラ/円のスワップ運用で最大のメリットは、少額からでも始められる点です。

【スワップ運用に必要な資金の目安】

取引量	レバレッジ 1倍	レバレッジ 3倍	レバレッジ 5倍	1か月あたりの 利益
1000通貨	3,600円	1,200円	720円	120円
1万通貨	3万6,000円	1万2,000円	7,200円	1,200円
3万通貨	10万8,000円	3万6,000円	2万1,600円	3,600円
5万通貨	18万円	6万円	3万6,000円	6,000円

多くのFX会社は、最低取引単位が1000通貨ですが、松井証券は1通貨から取引できるのでもっと少ない資金でもお試し運用ができます。

トルコリラのスワップ運用がおすすめな人3選

トルコリラのスワップ運用は誰にでも向いているわけではありませんが、特定の条件に当てはまる人には有力な選択肢です。

ここでは、トルコリラのスワップ運用が特に適している3タイプの人を紹介します。

安定収入と余剰資金がある人は、日々の生活費に頼らず投資できるため、為替変動による含み損が出ても冷静な判断ができます。

また、為替リスクを受け入れながら、長期目線で運用できれば、相場の乱高下に一喜一憂せず利益を狙えます。

トルコリラでスワップ運用をする時のコツ5選

トルコリラでスワップ運用をする際は、ちょっとした工夫でリスクを抑えて安定した利益を狙えます。

ここでは初心者でも実践しやすい5つのコツを紹介します。

少額から始める

トルコリラのスワップ運用は、必ず少額から始めるのが鉄則です。

いきなり大金を投入すると、為替変動による損失が大きくなりすぎるからです。

たとえば、松井証券なら1通貨から取引できるため、100円あればスワップ運用を試せます。

トルコリラ/円が急落しても、少額から始めていれば生活が困窮するような事態になりません。

トルコリラで人生最大の失敗について詳しく解説した記事はこちら

一括ではなく分割して購入

トルコリラを購入する時は、一度に全額を投入せず、数回に分けて購入するのが得策です。

相場の変動リスクを分散できるため、平均購入コストを抑えられるからです。

【トルコリラ/円を5万通貨買った時の比較】

購入回数	購入方法	平均価格
1回	5万通貨 × 3.65円	3.65円
2回	2.5万通貨 × 3.65円 2.5万通貨 × 3.60円	3.625円
5回	1万通貨 × 3.65円 1万通貨 × 3.60円 1万通貨 × 3.55円 1万通貨 × 3.50円 1万通貨 × 3.45円	3.55円

たとえば、5万通貨を1回と1万通貨を下落したタイミングで5回に分けて購入した時、平均価格の差は0.1円です。

たった0.1円に見えますが、トルコリラのスワップ運用する通貨量が大きく、100万通貨運用していると、10万円の差額になります。

損切りラインを決めておく

トルコリラ運用では、事前に損切りラインを決めておくのが重要です。

「下がってもスワップがあるから大丈夫」と思って放置していると、想定外の損失を抱える可能性があるからです。

トルコリラ/円は、基本的に下落しているので、あらかじめ損切りラインを決めておけば、いざという時でも冷静に対応できます。

損切りラインまで下落したら、損切りして買い直すスタンスでスワップ運用を続けましょう。

為替差益が出たら一部利確を検討する

トルコリラ/円が上昇して為替差益が出た場合、一部を利益確定するのも有効な手法です。

一部だけでも利確しておくと、元本の回収ができるので、資金が増えロスカットのリスク軽減につながります。

スワップ運用でも、為替差益が出て「売り時」が来たら、迷わずに一部を利確しましょう。

こまめに為替差益を利確していけば、資金が増えるので、ロスカットされるリスクが小さくなります。

スワップポイントの変動をチェック

トルコリラ/円のスワップポイントは、固定ではなく、金利政策の変更などで変動します。

定期的に現在のスワップポイントを確認し、運用方針の見直しをしましょう。

トルコリラ/円のスワップポイントを定期的に見直し、大幅に減少していればスワップ運用の方針を早めに検討できます。

【FX会社別】トルコリラのスワップポイント比較

トルコリラ/円のスワップ運用を成功させるには、スワップポイントが高いFX会社を選ぶのがとても重要です。

【国内の主要FX会社のスワップポイントの比較】

たとえば、GMOクリック証券とマネースクエアで1万通貨を1年間保有した時、スワップ収益の差は12,410円にもなります。

スワップポイントの高いFX会社を選ぶと、より効率的にスワップ収益を積み重ねられます。

トルコリラのスワップ運用におすすめのFX会社3選

安定して利益を出すには、スワップポイントが高く、取引コストや使いやすさにも優れたFX会社を選ぶのが大切です。

ここでは特におすすめの3社を厳選して紹介します。

【5STEP】トルコリラで安全なスワップ運用の始め方

トルコリラ/円でスワップ運用を安全に始めてみたい方のために、具体的な始め方を5つのステップで分かりやすく解説します。

トルコリラでスワップ運用をする時の注意点

トルコリラのスワップ運用には大きな魅力がある一方で、他の通貨にはない特有のリスクも存在します。

下落する通貨であると理解する

トルコリラは、長期的に見て価値が下落しやすい通貨であることを前提に運用する必要があります。

2015年〜2025年の10年間でトルコリラ/円の価値は、94%以上も下落しているからです。

【2015年〜2025年にかけての下落チャート】

たとえば、2015年にトルコリラ/円は52円台でしたが、2025年6月時点で3.6〜3.7円台まで下落しています。

トルコリラ/円は、得られるスワップ以上に価値下落のリスクがあると常に意識してスワップ運用しましょう。

トルコリラがどこまで下がるのか解説した記事はこちら

長期保有を基本とする

スワップ運用は、長期保有を基本とし、日々のスワップポイントをコツコツと積み上げていく投資スタイルです。

短期的な為替の動きに一喜一憂せず、長期的な視点で収益を追求します。

たとえば、トルコリラ/円が下落するたびに損切りしていると、資金がどんどん減ってしまいます。

取引回数が多くなると、取引コストもかさむので、リスク許容度の範囲内で含み損を許容し、スワップで収益を狙いましょう。

トルコの情報を定期的にチェック

スワップ運用しているなら、トルコの情報を定期的にチェックしましょう。

トルコは、インフレ率や政策金利、政情などの影響を受けやすく、経済・政治のニュースが価格に大きく影響するからです。

たとえば、トルコ中央銀行が政策金利を変更したり、大統領が意外な経済政策を発表したりすると、為替相場が大きく変動する可能性があります。

スマホアプリには、経済指標の通知機能があるので、運用している通貨に関する情報は通知設定をしておけば、見逃さずにすみます。

【実例】トルコリラのスワップ運用と自動売買のハイブリッド戦略

トルコリラのスワップ運用は「買って放置」が基本ですが、自動売買を組み合わせると効率よく利益を狙えます。

ここでは実際に運用しているハイブリッド戦略を紹介します。

【トルコリラ/円と豪ドル/NZドルのハイブリッド戦略】

トルコリラ/円のスワップ運用と豪ドル/NZドルの自動売買で、2025年5月の合計収益は6,553円でした。

スワップ運用も自動売買も定期的な見直しは必要ですが、基本的に長期運用であるため、ほとんど手間はかかりません。

FX自動売買をやってみた結果について詳しく解説した記事はこちら

まとめ トルコリラのスワップ運用は副収入狙いが現実的

トルコリラ/円のスワップ運用は、魅力的な収益が得られる反面、下落リスクや金利変動などの不確実性が高い現実があります。

生活費をまかなうのではなく、余剰資金で「月5,000円〜1万円」を目指す副収入運用が、安全かつ継続しやすい選択肢です。

最後にこの記事のおさらいです。

スワップ運用は「夢見る投資」ではなく、「地に足のついた副収入」として活用すれば、資産形成の第一歩になります。

自動売買を活用したハイブリッド戦略なら、運用の手間もかからないので、コツコツ利益を積み重ねていきましょう。

 トルコリラのスワップポイントに関するよくあるQ&A

トルコリラのスワップは1年でいくらになりますか？

トルコリラ/円をGMOクリック証券で1万通貨保有すると、1年間で14,600円（2025年6月6日時点）になります。

スワップポイントで生活するには税金はかかりますか?

スワップポイントで得た収益にも、20.315%の税金がかかります。

>>スワップポイントにかかる税金について詳しく見る

1万トルコリラあたりのスワップポイントはいくらですか？

GMOクリック証券で、1万通貨あたりのスワップポイントは40円です。

>>FX会社別のスワップポイントについて詳しく見る