【刮目せよ】終わったトルコリラでもスワップ運用で利益が狙えるコツ

「トルコリラは何で終わったと注目されているの？」

「どうしてトルコリラは下落が止まらないんだろう…」

「トルコリラの損失をどうにかしたいから、利益を狙うコツを詳しく教えて！」

これらの悩みが解決できます。

トルコリラが終わったと言われるのは、通貨としての信頼を完全に失いつつあるからです。

この記事では、なぜ「トルコリラは終わった」と言われているのかを解説しつつ、スワップ運用で利益を狙うコツも紹介します。

自動売買をうまく使えば、複数通貨ペアの運用も手間なくできて、損失リスクを分散しながら収益化も目指せますよ！

なぜ「トルコリラが終わった」と注目されるのか？

結論から言うと、トルコリラが「終わった」と言われるのは、通貨としての信頼を完全に失いつつあるからです。

特に2021年以降、その下落スピードが加速し、投資家たちが「もう回復しない」と判断するようになりました。

通常、通貨危機が起これば国際機関の支援や政策転換で立て直しますが、トルコでは逆の政策が続いています。

【2023年トルコリラ/円の下落チャート】

たとえば、2023年には「インフレ率50%超えなのに政策金利を8.5%に引き下げ」と常識外れの決定が行われ、トルコリラ/円は7.02円から5.02円まで下落しました。

【徹底解説】「トルコリラが終わった」と言われる5つの理由

トルコリラが「終わった」とまで言われる背景には、5つの明確な理由があります。

これらの問題は相互に影響し合い、悪循環を生み出しています。

止まらない通貨価値の下落

トルコリラは2014年から2025年にかけて価値が93.8%下落し、投資対象としての魅力が大きく損なわれています。

【2014年〜2025年トルコリラ/円の下落チャート】

理由は、政治的な混乱や金融政策の失敗が重なり、トルコリラが安定した通貨とは程遠い状態にあるためです。

結果として、通貨価値は下がり続け、トルコリラ/円は長期的に下落傾向が続いています。

異常なインフレが止まらない

トルコのインフレ率は、完全に制御不能な状態であり、「終わった」と言われる理由の1つです。

2022年10月にはインフレ率85.515%という異常な数値を記録し、国民生活を圧迫しています。

【トルコのインフレ率】

この背景には、通貨安による輸入品価格の高騰と、拙劣な経済政策が絡み合っています。

特に、エルドアン大統領の「金利引き下げでインフレ抑制」の非常識な理論が事態を悪化させました。

トルコ中央銀行の独立性の問題

トルコの中央銀行が、政府から独立して金融政策を行えていない問題があります。

なぜなら、エルドアン大統領の意向で金利の引き下げを繰り返し、市場の信頼を失っているからです。

たとえば、トルコ中央銀行では、2019年7月にムラト・チェティンカヤ元総裁が解任されて以降、わずか5年間で総裁が5人も交代しています。

これは世界的に見ても極めて異常な状況であり、中央銀行としての安定性を完全に失っていることを示しています。

地政学リスクの高まり

トルコの地政学リスクの高まりも、トルコリラが終わったと言われる理由の1つです。

周辺国との関係悪化や、大国間の対立に巻き込まれる可能性などが、トルコ経済の不安定要因として常に意識されています。

たとえば、トルコはロシア・ウクライナ問題に対して中立的な立場を取っており、ロシアとの経済関係を維持する一方、欧米諸国との間で一定の緊張を生み出しています。

また、ロシア・ウクライナ紛争自体が、エネルギーや穀物などの輸入価格上昇、輸出市場の縮小など、トルコ経済に悪影響を与えています。

金融市場の不信感

国際的な金融市場は、トルコ経済に対して強い不信感を抱いています。

一貫性のない経済政策や中央銀行への介入、高いインフレの繰り返しにより、投資家はトルコ経済やトルコリラを「信用できない」と感じるようになっています。

S&P、ムーディーズ、フィッチなど主要な信用格付け機関は、トルコ国債を「投機的等級」に分類し、投資不適格と判断しました。

トルコリラは本当に終わったのか？今後の展望

これまで「終わった」と言われる理由を見てきましたが、本当にトルコリラはもうダメなのでしょうか。

投資の世界では、誰もが悲観的になっている時こそチャンスが潜んでいる可能性も否定できません。

今後の展望について次の3つの視点から考えてみましょう。

下落が続くシナリオ

トルコリラ/円の下落トレンドは今後も継続する可能性が高いです。

特に、現在の経済政策に変更がない限り、通貨価値の回復は期待できません。

今後、非伝統的な金融政策が取られたり、地政学リスクが高まったりすれば、さらにトルコリラ/円の下落シナリオが考えられます。

反転の可能性はあるか

短期的な反転の可能性は低いですが、政策転換があれば状況は変わる可能性があります。

特に、伝統的な経済理論に基づいた金融政策に戻せば、市場の信頼回復が期待できます。

たとえば、政策金利をインフレ率並みに引き上げれば、海外資本の流入が期待できます。

また、2001年に起こったトルコ経済危機後、IMFの支援のもと適切な政策転換でトルコリラが一時的に安定した事例もあります。

AIで今後の見通しを予想

ChatGPTを使ったトルコリラ/円の見通し予想は、2025年内は大きなリスクイベントがなければ「緩やかな下落または横ばい」です。

AIは、過去の膨大な価格データ、経済指標、ニュース記事などを分析し、人間では気づきにくいパターンや相関関係を教えてくれます。

このように、AIを活用すれば、トルコリラのように変動の激しい通貨でも、冷静かつ情報に基づいた投資判断がしやすくなります。

ただし、AIの回答が常に正しいとは限らないため、内容の裏取りや自分での情報確認といったチェックも忘れずに行いましょう。

含み損に負けない！トルコリラ投資で利益を狙うコツ

トルコリラは下落の見通しが強い一方で、非常に高いスワップポイントが魅力です。

スワップ運用で利益を狙うには、下落による含み損に耐えながら利益を積み上げる戦略が求められます。

ここでは、含み損に耐えながらトルコリラ投資で利益を狙うコツを紹介します。

スワップポイントが高いFX会社を選ぶ

トルコリラ投資では、スワップポイントの高いFX会社を選ぶことが利益拡大のカギです。

FX会社によって、スワップポイントに最大2倍以上の差があります。

【主要FX会社別】トルコリラ/円のスワップ比較

たとえば、GMOクリック証券とマネースクエアでは、1年でもらえるスワップポイントは14,235円の差になります。

長期保有を基本とする

トルコリラ/円は、短期の売買ではなく、長期保有する戦略を基本としましょう。

なぜなら、高いスワップポイントをコツコツ積み上げて利益を狙うスタイルが主流だからです。

【トルコリラ/円で貰えるスワップポイントの試算】

	スワップ収益
1日	45円
1か月	1,350円
1年	16,425円

たとえば、GMOクリック証券では、トルコリラ/円のスワップポイントが1日あたり45円と、業界でも最高水準となっています。

1万通貨を1か月保有すれば1,350円、1年で16,425円の利益が見込めます。

レバレッジを3倍以下で運用する

トルコリラ投資では、レバレッジを3倍以下に抑えるのが鉄則です。

高いレバレッジで運用すると、小さな相場の変動でも大きな損失が出る可能性があるからです。

【証拠金10万円】レバレッジ別の損失額の違い

レバレッジ	取引できる通貨量	0.1円の変動による損失
1倍	2万5,000通貨	2,500円
3倍	7万5,000通貨	7,500円
5倍	12万5,000通貨	1万2,500円
10倍	25万通貨	2万5,000円
25倍	62万5,000通貨	6万2,500円

たとえば、10万円の資金でレバレッジ10倍の取引をした場合、トルコリラが0.1円下落すると2万5,000円の損失が出ます。

しかし、レバレッジ3倍なら損失は7,500円に抑えられます。

下落相場を狙って買う

トルコリラ/円は、下落したタイミングで購入するのが賢い方法です。

下落している時に、少しずつ買い増しを狙うと平均取得単価を下げられるため、将来的な損失リスクを軽減できます。

たとえば、トルコリラ/円を5万通貨買う時に、価格が下がったタイミングで何度かに分けて買いましょう。

【トルコリラ/円を5万通貨買った時の比較】

購入回数	購入単位		平均購入価格
1回	5万通貨 × 4.00円		4.00円
2回	2.5万通貨 × 4.00円 2.5万通貨 × 3.90円		3.95円
5回	1万通貨 × 4.00円 1万通貨 × 3.90円 1万通貨 × 3.85円 1万通貨 × 3.80円 1万通貨 × 3.75円		3.86円

このように、1度にまとめて買うのではなく、価格が下がったタイミングで5回に分けて購入すると、平均購入価格を抑えられます。

トルコの金利や経済ニュースをチェックする

トルコリラ投資では、金利政策や経済ニュースをこまめにチェックすることが必須です。

なぜなら、政策転換が為替相場に与える影響が特に大きいからです。

たとえば、外為どっとコムの「マネ育チャンネル」では、トルコリラの見通しを為替の専門家が解説しています。

週次や日次でトルコリラの動向について情報発信している時もあり、手軽に情報収集するのに最適です。

【証拠金10万円】トルコリラの運用シミュレーション

「トルコリラは終わった」と言われても、上手に運用すれば高いスワップポイントを貰えます。

ここでは、初心者にも分かりやすいように、証拠金10万円でのスワップ運用の具体例をシミュレーションします。

【トルコリラ/円を証拠金10万円でスワップ運用した時】

		トルコリラ/円
為替レート		4.0円
取引通貨量		7万5,000通貨
スワップポイント		45円
1日あたりのスワップ		337円
1か月あたりのスワップ		10,125円
1年あたりのスワップ		12万3,187円
年間利回り		123.18%

トルコリラに投資におすすめのFX会社3選

トルコリラ/円でスワップ運用するなら、FX会社の選択はとても重要です。

スワップポイントの高さや取引コスト、使いやすさに注目して選びましょう。

【大損回避】トルコリラ投資をする時の注意点

トルコリラ投資では、高いスワップポイントに目を奪われて、大きな損失を出さないよう注意するのが何より重要です。

少額から始める

トルコリラ投資は、最初は少額から始めるのが鉄則です。

最初から大きな資金で取引すると、もし予想外に急落した場合、経済的に立ち直れないほどの損失を被る可能性があります。

たとえば、松井証券なら1通貨から取引できるため、トルコリラ/円をレバレッジなしで4円あればスワップ運用を始められます。

万が一、相場が急落してロスカットされたとしても、お小遣いでやり直しができます。

＼お小遣いでトルコリラのスワップ運用に挑戦／

定期的に資金を回収する

スワップポイントが貯まってきたり、為替レートが上昇して利益が出たりした時は、定期的に資金を回収しましょう。

理由は、トルコリラ/円は下落リスクが高いため、利益が出ているうちに資金を回収しておくことで、将来の損失リスクを抑えられるからです。

たとえば、スワップ収益を回収して証拠金を増やせば、証拠金維持率が高くなりロスカットの危険性が小さくなります。

さらに、回収した資金でトルコリラ/円に再投資すれば、さらにスワップ運用の効率が上がります。

複数の通貨ペアと組み合わせて運用する

トルコリラ1本に集中するのではなく、複数の通貨と組み合わせて運用するのがおすすめです。

複数の通貨ペアと組み合わせて運用すれば、1つの通貨が大きく下がっても、他の通貨でカバーできる分散効果が期待できます。

たとえば、投資割合をトルコリラ/円は50%、米ドル/円やメキシコペソ/円を25%ずつに分散させます。

分散しておくと、トルコリラ/円が予想以上に下落してもほかの通貨の利益でカバーでき、全体の損失を抑えられます。

手間いらず！自動売買で複数の通貨ペア管理

自動売買システムを活用すれば、複数の通貨ペアを効率的に管理できます。

複数の通貨ペアでも、24時間相場を監視し、設定したルール通りに取引してくれるからです。

松井証券の自動売買について詳しく解説した記事を見る

まとめ トルコリラはまだ終わってない！現実を見て、賢く攻めよう

トルコリラ/円は、高いスワップポイントが魅力的な通貨ですが、「終わった」と思われるほど下落しています。

しかし、そのまま下落が続くかは分からず、政策の転換や国際関係の改善によって反発の可能性も残されています。

最後にこの記事のまとめです。

トルコリラ/円は相場の変動が大きいため、少額からの運用が必須です。

ほかの高金利通貨に分散投資しながら、スワップポイントが高いうちに収益を狙いましょう！

＼業界唯一1通貨で自動売買もOK！／

トルコリラ投資に関するよくあるQ&A

なぜ「トルコリラが終わった」と注目されるのですか？

「トルコリラが終わった」と言われる理由は、通貨としての信頼を完全に失いつつあるからです。

>>なぜ、トルコリラが終わったと注目されるのか詳しく見る

「トルコリラが終わった」と言われる主な理由は？

トルコリラが終わったと言われる主な理由には、止まらない通貨下落やトルコ中央銀行の独立性の問題などがあります。

>>トルコリラが終わったと言われる理由について詳しく見る

トルコリラ投資で利益を出すにはどうしたらいい？

トルコリラ投資で利益を出すには、高いスワップポイントを活かしたスワップ運用が最適です。

>>トルコリラ投資で利益を狙うコツについて詳しく見る