【脱！働き蜂】トルコリラはどこまで下がる？賢いスワップ運用のコツ

「トルコリラってどこまで下がるの？」

「ずっと下落している理由って何？」

「トルコリラのスワップポイントで稼ぎたいから、コツを詳しく教えて！」

これらの悩みが解決できます。

2025年のトルコリラ/円は、3.45〜4.00円のレンジ幅で推移する予想です。

この記事では、トルコリラ/円が下落し続ける理由や損失リスクを抑えながら高スワップで賢く利益を出す方法をご紹介します。

高スワップ収入が狙えるトルコリラ/円を主軸に、分散投資を活用しながら安定したスワップ収益を狙いましょう！

どこまで下がる？2025年トルコリラ/円の見通しをAIで予想

2025年のトルコリラ/円は、ChatGPTによると3.45〜4.00円のレンジ幅で推移し、下落傾向が続く見通しです。

現在トルコリラ/円は、2025年3月19日に最安値3.363円まで下落し、3.750〜3.950円で推移しています。

【2025年3月19日の下落したチャート】

中長期的にはインフレ抑制策の効果や政治リスクの動向次第ですが、下落傾向が続く予想です。

なぜトルコリラ/円は下落し続けるのか？5つの理由を徹底解説

トルコリラ/円が下落し続けている理由は、大きく分けて5つあります。

高インフレが続いている

トルコリラが下落し続ける一番大きな原因は、高いインフレが続いていることです。

物価が急激に上がると、トルコ国内のお金の価値は下がり、リラの信頼性も低下します。

【2016年〜2025年トルコのインフレ率の推移】

トルコのインフレ率は2022年以降40〜70%と異常に高い水準が続いていましたが、2025年2月には前年比39.05%に低下しました。

しかし、2025年3月の消費者物価指数は前月比2.3%の上昇となり、依然として物価の上昇ペースは続いています。

トルコの利下げ政策がインフレ抑制に失敗した

トルコリラ/円の下落は、トルコの利下げ政策がインフレ抑制に失敗したのも理由の1つです。

2021年以降、トルコはエルドアン大統領の低金利政策でインフレ抑制に失敗し、トルコリラ/円は急落しました。

【トルコリラ/円と政策金利の変動】

トルコ中央銀行は、トルコリラ/円の下落を止めるため、2024年3月には一時的に政策金利を50%まで引き上げました。

しかし、その後すぐに利下げに転じ、2025年3月には42.5%まで引き下げた結果、再びインフレとトルコリラ/円の下落が加速しています。

政治リスク・独裁的な政権運営

トルコの政治リスクとエルドアン大統領による独裁的な政権運営もトルコリラ/円の下落要因です。

政治リスクや独裁的な体制下では、海外投資家は次のように対応します。

たとえば、海外投資家は政治が不安定な国から資金を引き上げ、米ドルや円などの安全資産へ移動させます。

また、国の信用リスクが高いと判断されると、信用格付けが引き下げられ、海外投資家の信頼はさらに低下します。

外貨準備高の不足

トルコの外貨準備高が不足していることも、トルコリラが下がり続ける原因の1つです。

外貨準備とは、トルコ中央銀行が保有するドルやユーロなどの外貨のことで、外貨が少ないと為替が安定しにくくなります。

【トルコリラ/円と外貨準備の変動】

実際、2024年にはトルコ中央銀行が為替を安定させるため大量の外貨を売りましたが、通貨の価値が守り切れず、トルコリラ/円はさらに下落しました。

外貨準備高の不足は、トルコリラが売られた時に買い支えられない可能性を高め、トルコリラ/円の下落に繋がります。

地政学リスクの影響

トルコの地政学リスクもトルコリラの価値を押し下げています。

特に、ロシア・ウクライナ戦争が終結しない限り、トルコにも悪影響が続く可能性が高いため、海外投資家はトルコリラへの投資を控える傾向にあります。

このように地政学的なリスクが常に存在するため、トルコリラ/円は今後も下落リスクを抱え続ける可能性があります。

どこまで下がるか予測できないのがトルコリラ投資の最大のデメリット

トルコリラ投資の最大のデメリットは、トルコリラ/円がどこまで下がるか予測ができないことです。

長期的に下落傾向が続いているため、スワップポイントの魅力があっても、含み損が膨らみロスカットされる危険性があります。

たとえば、スワップ収益で5,000円の利益があっても、含み損が5,000円発生していると、決済すれば利益は相殺されてトータルでは利益はゼロになります。

トルコリラ/円でスワップ収益を狙うコツ5選

トルコリラ/円は高いスワップポイントが魅力ですが、為替リスクが高いため慎重な運用が必要です。

ここでは、初心者でも実践しやすいスワップ収益を狙う5つのコツを紹介します。

長期保有を基本とする

トルコリラ/円でスワップ収益を得るには、長期保有が基本です。

短期では相場の変動に振り回され、利益が出にくいからです。

【証拠金10万円でスワップ運用した時の試算】

		トルコリラ/円
為替レート		3.95円
取引通貨量		7万5,900通貨
スワップポイント		45円
1日あたりのスワップ		337円
1か月あたりのスワップ		10,125円
1年あたりのスワップ		12万3,187円
年間利回り		123.2%

たとえば、証拠金10万円で1年間保有すると、12万3,187円のスワップ収益が狙えます。

スワップ収益は毎日の積み重ねであるため、短期的な価格変動に惑わされずに長期保有を基本としましょう。

レバレッジを3倍以下で運用する

トルコリラの投資では、レバレッジを3倍以下に抑えることが鉄則です。

なぜなら、高いレバレッジをかけると小さな相場の変動でも大きな損失を出す危険があるからです。

【資金10万円】レバレッジ別の損失額の違い

レバレッジ	取引できる通貨量	0.1円の変動による損失
1倍	2万5,000通貨	2,500円
3倍	7万5,000通貨	7,500円
5倍	12万5,000通貨	1万2,500円
10倍	25万通貨	2万5,000円
25倍	62万5,000通貨	6万2,500円

たとえば、10万円の資金でレバレッジ10倍の取引をした場合、トルコリラが0.1円下落すると2万5,000円の損失が出ます。

しかし、レバレッジ3倍なら損失は7,500円に抑えられます。

スワップポイントの高いFX会社の利用

トルコリラ/円でスワップ収益を増やすためには、スワップポイントの高いFX会社を選ぶのも重要です。

FX会社によってスワップポイントの付与率が異なるため、慎重に比較しましょう。

【主要な国内FX会社スワップポイントの比較表】

	トルコリラ/円	1年間のスワップ収益
	37	1万3,505円
	45	1万6,425円
	10	3,650円
	37	1万3,505円
	9	3,285円
	37	1万3,505円
	6	2,190円
	40	1万4,600円
	37	1万3,505円

たとえば、GMOクリック証券とマネースクエアで1万通貨を1年間保有した時、スワップ収益の差は1万4,235円にもなります。

スワップポイントの高いFX会社を選ぶと、より効率的にスワップ収益を積み重ねられます。

何度かに分けて買う

何度かに分けて買うことで、リスクを抑えながらスワップ収益を狙えます。

トルコリラは値動きが激しく、1度にまとめて購入すると高値で買ってしまう危険性があります。

たとえば、トルコリラ/円を5万通貨買う時には、価格が下がったタイミングで何度かに分けて買いましょう。

【トルコリラ/円を5万通貨買った時の比較】

購入回数	購入単位		平均購入価格
1回	5万通貨 × 4.00円		4.00円
2回	2.5万通貨 × 4.00円 2.5万通貨 × 3.90円		3.95円
5回	1万通貨 × 4.00円 1万通貨 × 3.90円 1万通貨 × 3.85円 1万通貨 × 3.80円 1万通貨 × 3.75円		3.86円

このように何度かに分けて買うと、平均購入価格が下がり、将来的な損失リスクを軽減できます。

トルコの経済・政治情報のチェック

トルコの経済・政治情報をこまめにチェックするのも、スワップ収益を安定して得るために欠かせません。

特に、政策金利の発表やインフレ率、地政学リスクなどは、為替レートに大きく影響します。

スワップ運用はトルコリラだけじゃない！おすすめの高金利通貨3選

トルコリラ/円以外でスワップ運用で利益が狙えるおすすめの通貨は、米ドル/円、メキシコペソ/円、南アランド/円の3つです。

米ドル/円、メキシコペソ/円、南アランド/円はスワップポイントも高く、長期運用におすすめです。

【証拠金10万円】スワップ収益の比較表

	トルコリラ/円	米ドル/円	メキシコペソ/円	南アランド/円
為替レート	3.95円	150円	7.35円	8.15円
通貨量	7万5,900通貨	2,000通貨	4万800通貨	3万6,800通貨
1日あたりのスワップ	337円	32円	89円	69円
1か月あたりのスワップ	10,125円	984円	2,692円	2,097円
1年あたりのスワップ	12万3,187円	1万1,972円	3万2,762円	2万5,520円
年間の利回り	123.2%	12.0%	32.8%	25.5%

メキシコペソ/円や南アランド/円なら為替変動リスクを抑えてスワップ収益が狙えます。

また、今は米国の高金利政策により貰えるスワップポイントが高く、安定した運用を目指すなら米ドル/円がおすすめです。

トルコリラ投資におすすめのFX会社3選

トルコリラ/円に投資するなら、スワップポイントの高さや少額から取引できるFX会社を選ぶのが大切です。

ここでは、トルコリラ投資に向いているFX会社を3社厳選して紹介します。

トルコリラ投資で絶対に気をつけたい3つの注意点

トルコリラ/円でスワップ運用する際には、いくつかの注意点があります。

これらの注意点を理解し、安定したスワップ収益を狙いましょう。

少額から始めて損失リスクを抑える

トルコリラ投資は、最初は少額でスタートすることが重要です。

なぜなら、トルコリラの相場は大きく下落するリスクがあり、投資額が多いと損失も大きくなってしまうからです。

たとえば、松井証券なら、トルコリラ/円は1通貨から取引できるため、レバレッジをかけずにわずか約4円で始められます。

万が一、相場が急落してロスカットされたとしても、お小遣いでやり直しができます。

＼お小遣いでトルコリラのスワップ運用に挑戦／

定期的に資金回収する

トルコリラ/円でスワップ運用する際は、定期的に一部を利益確定して資金を回収しましょう。

理由は、トルコリラ/円は下落リスクが高いため、利益が出ているうちに資金を回収しておくことで、将来の損失リスクを抑えられるからです。

たとえば、スワップ収益を回収して証拠金を増やせば、証拠金維持率が高くなりロスカットの危険性が小さくなります。

さらに、回収した資金でトルコリラ/円に再投資すれば、さらにスワップ運用の効率が上がります。

リスク分散のために他の通貨ペアと組み合わせる

リスク分散のために、米ドル/円やメキシコペソ/円、南アランド/円などの通貨ペアと組み合わせると効果的です。

価格変動が激しいため、すべてをトルコリラ/円に集中させると損失リスクが高まります。

たとえば、投資割合をトルコリラ/円は50%、メキシコペソ/円を30%、南アランド/円20％に分散させます。

分散しておくと、トルコリラ/円が予想以上に下落してもほかの通貨の利益でカバーでき、全体の損失を抑えられます。

複数の通貨ペアに分散投資するなら自動売買の活用がおすすめ！

複数の通貨ペアに分散投資する場合は、自動売買を活用すると運用の手間を省き、安定したスワップ収益を狙えます。

自動売買なら、あらかじめ設定したルールに従ってシステムが取引するため、複数の通貨ペアでも感情に左右されずに冷静な判断が可能です。

松井証券の自動売買について詳しく解説した記事を見る

まとめ トルコリラの下落リスクは自動売買を使った分散投資で回避

トルコリラ/円は下落が続くリスクが高いため、スワップ収益を狙う場合は慎重な運用が求められます。

下落する要因をしっかり押さえて、損失リスクを最小限にしながらスワップ収益を狙いましょう。

最後にこの記事のおさらいです。

まずは少額からトルコリラ/円のスワップ運用を始めて、どの程度値動きがあるのか体験しましょう。

松井証券なら、1通貨から取引できるので、レバレッジを掛けなくても10円あれば取引を試せます。

トルコリラ投資に関するよくある質問

トルコリラが下がり続ける理由は何ですか？

トルコリラが下落し続ける理由は、高インフレが続いていたり、トルコの利下げ政策がインフレ抑制に失敗したりなどがあります。

>>トルコリラ/円が下落し続ける理由について詳しく見る

トルコリラ/円でスワップ収益を狙うコツはありますか？

トルコリラ/円でスワップ収益を狙うならば、レバレッジを3倍以下に抑えて、長期保有を基本としましょう。

>>トルコリラ/円でスワップ収益を狙うコツについて詳しく見る

トルコリラに投資する時の注意点はありますか？

トルコリラ/円に投資する時は、必ず少額から始めましょう。

>>トルコリラ投資の注意点について詳しく見る